• 介護業務の裏で発生する無駄な仕事をとことん改善するための実践を発信しています

こんにちは。介護士のyooshです。

【『やらない仕事』を決める】

【増え続ける仕事】

仕事ってどんどん増えていく一方じゃないかと思います。

常に『足し算』なんです。

 

ついこないだこんなことが決まりました。

『月1回の各ユニット会議の前の1時間を使って、ユニット職員でユニットを掃除する』

です。

 

『ユニットを掃除する』

これって素晴らしいことですよね。

 

目的は

『ユニットをきれいに清潔にして、利用者さんに快適に過してもらう』

素晴らしいです。

 

今はコロナウイルスの関係で、家族の面会も謝絶になっています。

なので、

『利用者さんの元気な姿を写真に撮って、家族に渡してあげよう』

ということも目的になっています。

素晴らしいことです。

 

で、写真を撮るときには、ユニットをきれいな状態にしておこうという考えも当然です。

まあ、常にきれいな方がいいに決まってますが、他の業務に追われて清掃業務がおざなりになってしまうことはあります。

 

なので、『掃除をして、ユニットを清潔な状態に保つ』というのは、目的として素晴らしいのです。

 

ところがです。

この目的を達成するためにこんな命令も出てるんです。

 

『夜勤入り、夜勤明けの職員も必ず参加』

 

夜勤をやったことがある人ならわかると思うんですが、

うちの職場では、夜勤は17:00~翌朝9:30までの勤務です。

仮眠休憩2時間を挟みますが、16時間半の勤務ですね。

 

まあまあしんどいわけです。

 

で更に、ユニット会議が16:00~

となると、掃除はその1時間前の15:00~になります。

 

夜勤明けの人は9:30に勤務を終了してから、また15:00に出勤。

夜勤入りの人は15:00から翌朝の9:30までの勤務になります。

夜勤入りの人は18時間半の勤務になります。

 

結構しんどいわけです。

 

もちろん給料は発生します。

けど、結構しんどいわけです。

 

『掃除』という仕事は増えたけど、他の仕事はやっぱりあるわけです。

『掃除』は大事です。

けどここでは仕事が『足し算』されただけ、というのも事実です。

 

【仕事を引き算する】

まあ、給料をもらっているなので、必要な仕事をこなすというのは最低限です。

けど、仕事を増やす一方で『やらない仕事』を決めて『引き算』することも大事だと思うんです。

特に『人手不足』の介護業界です。

『足し算』ばかりが続いていくと、職員1人にかかる負担というのは大きくなります。

で、その負担に耐えられなくなって、職員は辞めちゃいます。

そしたら、1人の負担はさらに増えます。

 

なので、『引き算』て大事だと思うんです。

 

『引き算』することで大事なポイントは、

『組織の目的や方向性を明確にすること』

ですね。

どんなフィルターで仕事を振るいにかけるのかを明確にすることです。

さらにそれを

『末端の職員まで共有すること』

です。

それができれば、『目的や方向性』に合わない仕事は、排除できそうです。

末端の職員でも『この仕事は目的にそっているか』判断ができるくらい明確な目的があれば、不要な仕事は減りそうな気がします。

 

逆に考えると、『引き算』を試みることで『目的や方向性が明確に』なりそうです。

『大事なことだけやろう』『大事じゃないことは引き算しよう』と考えると、『大事のこと』だけ残るからです。

 

【やり方を変えるのではなく、やらない】

『タスクの引き算』の話をしました。

本当に大事な仕事をするために、目的を明確にして共有する。

その目的にそった仕事のみを実施する。

この大事な仕事については、実施方法を考える必要があります。

 

けど、この目的から外れた仕事は『やらない』

もちろん達成するための方法なんかも『考えない』

 

そうするとで、大事な仕事だけを『効率的に』『職員の負担少なく』できるのではないでしょうか?

 

無用なストレスから解放された職員の笑顔は、きっと利用者に良い影響を与えると思います。


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