• 介護業務の裏で発生する無駄な仕事をとことん改善するための実践を発信しています

こんにちは。介護士のyooshです。

【視覚に訴える飾りつけ】

音楽への反応なし

先日「夏祭りの飾り付け」という記事を書きました。

詳細は省きますが、こんな感じの記事内容です。

  1. うちの施設では、毎年「夏祭り」がある
  2. コロナの影響で「夏祭り」が中止になった
  3. 夏祭りの代わりに、僕の所属するショートステイという部署では「ハンバーグランチ」イベントを開催することになった
  4. 「ハンバーグランチ」の時にユニットの飾り付けを行うことになった
  5. けど、飾り付けを作るのはメンドクサイので、「スマホで音楽を流すこと」を飾りの代わりにしたいと提案(職場でのスマホ利用は禁止なので、限定的にでもルール変更を必要とする提案)
  6. 加えて、ランチのメニュー表を各利用者に配布することを提案

です。

 

この時はまだ提案段階でした。

その後「スマホで音楽を流す」「メニュー表配布」の両方が承認されました。

 

で、後日実際に「ハンバーグランチ」が開催されました。

最初に「音楽」が流れ、途中で「メニュー表」が配布されました。

順次「ハンバーグランチ」が提供されていきます。

 

意外にも、利用者さんは「音楽」にはあまり反応を示しませんでした。

(正直、もっとポジティブに反応してくれると思っていました)

あまりに反応しないので、色んなジャンルをかけてみました。

盆踊りの歌、昭和歌謡、演歌、JPOP、ハワイアン、血迷ってヘビメタもかけてみました。

けど、ほぼほぼ反応がありません。

音が聞こえてないわけではなさそうです。

「何これ、テレビから鳴ってんのか?」

程度の質問は飛んできましたので、、、(゜_゜)

メニュー表への反応あり

一方、「メニュー表」への反応はなかなかのものでした。

全利用者が食い入るように見てくれました。

 

こんな感じです。(といってもメニュー表の中身の写真はありませんのでわかりにくいことをご了承ください、、、)

メニュー表

メニュー表は、画用紙を2つ折りにして作っていて左右に開きます。

開くと、内側の左右に1枚ずつ、合計2枚のB5サイズの紙を貼り付けています。

B5サイズの紙の一方(左)には、メニューを記載しています。

もう一方(右)には、メッセージを記載しています。

メッセージには

「コロナ禍で夏祭りが中止になって申し訳ないが、少しでも楽しんでほしいと思ってこのイベントを企画した」

という旨の文章が書いています。

B5サイズの紙は「夏」をイメージする「水色」ベースで「金魚」のイラストが描かれています。

これはワードが用意してくれているイラストです。

(イラストは別の職員が「夏のイメージ」に合うものがあるということで、僕に提案してくれました。素晴らしい感性!)

更に、「メニュー表」の表紙の右下には、各利用者さんの「名前」をフルネームで記載しています。

「このメニュー表は〇〇さん、あなたのために作りましたよ」という暗黙のメッセージを伝えたかったからです。

 

このメニュー表を利用者さん(それも全員が)食い入るように見てくれています。

「きれいに作ってんなあ」

「夏らしいなあ」

「こんなん作ってすごいなあ。自分で描いたんか?」

「時間かかったやろ」

「私らのために作ってくれたんやあ」

などの感想。

 

実際は自分でイラストを描いたわけでもないし、時間も15分くらいでできてます。

 

けど、正直嬉しかったですね。

利用者さんが喜んでいる姿は素直に嬉しいのです。

視覚的な飾り付けはやっぱり必要

最初飾り付けをすることを依頼された時は、正直なところ

「メンドクセーな。しかもハンバーグ食うだけやんけ」

と思っていました。

 

で、なるべく労力を減らすために

「音楽で飾る」

ということを考えました。

「音楽で飾る」であれば、何かを作成することもないからです。

 

けどまあそれだけだと

「あまりにサミシイかな?」

と思ったので、メニュー表にメッセージを添えて各利用者に配布することを提案しました。

「ユニットを飾り付ける」と比較して「メニュー表を作る」は圧倒的に楽だと思ったからです。

 

いずれにしても

「メンドクサイから手っ取り早く終わらせたい」

と考えていました。

 

今でも

「メンドクサイことは労力をかけずに、さっさと終わらせることを是」

としています。

 

けど今回「音楽」と「メニュー表」の両方を提供してみて分かったことがあります。

それは

「視覚に訴えかける何か」

が必要だということ。

 

もし僕が「メンドクサイ」一点張りで、「音楽のみ提供」し「メニュー表」がなかったとしたら、利用者さんの「嬉しい」は結構減ってたんじゃないかと思います。

「目で見て楽しめるもの」

さらに言うなら

「手にとって触れるもの」

さらに言うなら

「各利用者さん個別に提供されていて、『これは自分のためのモノ』と認識できるもの」

があることって、利用者さんに「嬉しい」と思ってもらうためには必要なことなんだと思いました。

(もちろん利用者さんによると思いますが、ほぼ100%の利用者さんが食い入るように「メニュー表」を見ていたという事実からそのように感じています)

 

あと一つ気づいたことがあります。

高齢者は「スイカ」が好きですわ。

スイカ

ハンバーグよりも「スイカ」が人気でした。(T_T)

☺☺☺


<前後の記事へ移動>


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。