• 介護業務の裏で発生する無駄な仕事をとことん改善するための実践を発信しています

こんにちは。介護士のyooshです。

 

【自分にとっての必要性】

目的・必要性を明確にして『やる』『やらない』を決める

『目的』が明確でないまま、始められてしまうタスクってあります。

そしてそのタスクが終了した時、『あれ?一体何を達成したんだろう』と思うことってあります。

 

その時僕たちが得られるものは、

徒労感

です。

 

別にそれはそれでいいと思います。

『全ての人が、全ての仕事において、自分で課題を見つけ、目的意識を持って取り組む』必要なんてないと思います。

みんながみんな『意識高い系』ではないわけで、

みんながいつでも『意識高い系』ではなわけです。

嫌でも『お金もらってるから仕方なくやる』でもいいと思います。

 

けどです。

こんな場合はどうでしょう。

  • すでに手一杯の仕事を抱えている
  • その上で、新たな仕事がのっかる
  • しかも、その仕事の目的がいまいちわからない

 

暇つぶしで仕事をするのであれば、まあまだいいんです。

けど、すでに手一杯の仕事が自分に乗っかっている場合、新しい仕事なんて困るわけです。

しかもその仕事の目的が「?」で、おそらく『徒労感』しか得られないかもしれない。

そんな時は、やっぱり『目的』を明確にして『本当にやる必要があるのか』を吟味した上で『やる』か『やらない』かを判断したほうがいいと思います。

 

ただ、『必要性』を判断するときに、『効果』『数字』『利益』といった『客観的、明確な判断軸』だけでなく、

『自分にとって楽しそう』とか『共感できる』とか『学びがありそう』とか『自分都合の判断軸』があってもいいと思います。

広報委員会の会議

僕は2020年の4月から施設の広報委員会に属しています。

なので、広報委員会の会議にも出席されてもらうわけです。

 

先日、その会議があり、いくつかの議題が話し合われました。

その中の一つが、

『地域の新聞に折込広告をいれないか』

というものでした。

 

目的は

  • 施設内外の接触(現在コロナウイルスの影響により、家族の面会、各種イベント等も制限され、施設内外の接触機会がない)
  • 利用者獲得
  • 職員獲得

です。

 

『目的』は理解できます。

確かにコロナ禍で、外部との接触が絶たれているので、『施設内外の接触機会を持ちたい』という思いはわかります。

コロナ前は、施設のイベントに地域住民(直接的に施設と関係なくても)も多く参加していましたが、それも現状叶わなくなりました。

『利用者獲得』も、当然施設としては大事な目的です。

『職員獲得』も、人手不足の介護業界ですから大事な目的です。

必要性の確認

『目的』については理解できました。

 

では、次は『必要性』についてです。

もう少し詳細に言うと

『目的を達成するための方法が新聞折込広告である必要性』

です。

 

けど、実際には議論は

『どんな内容を記載するか』

『どのぐらいの頻度で発行するか』

等の具体的な内容に進んで行ってしましました。

 

数分間そのまま議論が進んでしまいましたが、『やっぱりちゃんと確認したい!』と思って質問させてもらいました。

 

こんな感じです。

  • 目的は『施設内外の接触』『利用者獲得』『職員獲得』で間違いないか?
  • もしそうであれば、重要視する目的は3つのうちどれか?
  • 『利用者獲得』『職員獲得』を重要視するのであれば、その効果を可能な限りリサーチする方がよくないか?(『利用者獲得』『職員獲得』は広告を見て応募、申込みをした人数なので、数値化可能。他の施設で広告を出しているところに、その効果を尋ねることもできるのかな?と思いました)
  • もしあまり効果がなさそうなら、『利用者獲得』『職員獲得』のための『折込広告』作成は適当ではないのではないか?
  • 『施設内外の接触機会』というのは、広告を配布することで、『結果どうなる』ことを目的としているのか?もう少し具体的に聞かせてほしい

です。

 

その返答として、1番の目的は『施設内外の接触』という返答をもらいました。

で、あわよくば『利用者獲得』と『職員獲得』がついてくればいいなということでした。

 

で、『施設内外の接触機会』を掘り下げると、

『とにかく「コロナ禍での施設の思いを伝えるんやー」という発言自体が価値あることと考えている』

『で、あわよくば施設のことを知ってもらいたい』

ということでした。

 

この効果は事前にリサーチはシズラい。

何も効果がないかもしれない。

てか、効果があったとしてもどうやって確認すればいいんや?

とは思いました。

 

けど、

『とにかくコロナ禍での施設の思いを伝えたいんやー』という気持ち。

良いじゃないですか。

 

コロナ禍で、確かに施設の扉は閉ざされがちになっています。

なので、施設の方から地域に向かって、扉を開くような行動って必要な気がします。

 

その効果はわかりません。

けど、

『オモシロそー』

なんです。

それは、

  • 『とにかくコロナ禍での施設の思いを伝えたいんやー』という気持ちに共感して、その思いを形にできる
  • 対外的な広告づくりという僕にとって『初めての経験』ができる(新しいことはやってみたほうが良いよねと考えるタイプなので)

からだと思います。

 

なので、結果的には今回の広告づくりについて

『とても良い取り組みになりそうですね。オモシロそーですし、是非やりたいですね』

と答えて、僕は質問を終えました。

 

結果、僕以外の委員も『やろう!』ということになり、満場一致でプロジェクトが発足したわけです。

僕にとっての必要性

僕は、対外的に広告を作るなんて経験はありません。

なので、新しい経験ができます。

 

『人の目をキャッチする広告ってどんなんやろ?』

『高齢者介護のニーズを持つ人達にはどんな情報が有効やろう?』

とか、何だか勝手に考え始めるわけです。

 

今回の場合、決してその効果を確信して、必要性を感じているわけではありません。

けど、

  • 共感した思いを、一緒に形にしたい
  • 新しい経験をしたい

という僕にとってポジティブな事柄が網羅されています。

結果、新聞折り込み広告作りは僕にとって『必要なこと』になりました。

 

『目的』は明確になり

『必要性』も確認できました。(あくまで僕にとってのですが、、、)

 

次はいかに効率的に作成していくか、方法を考える段階に入っていきます。

 

実際に広告を配布してみて、予期せぬ結果(できればポジティブなこと、ネガティブなことでも仕方ないけど)を得ることができれば、ラッキーです。

余談

『てか、僕レイアウト担当すか??』

頑張りまース!?


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