こんにちは。介護士のyooshです。
以前『電話を持っていない相談員』という記事を書きました。
詳細は記事を見ていただきたいのですが、簡単に解説するとこんな感じです。
うちの職場の相談員は個別の電話を所持していません。
なので、誰かが何らかの理由で(施設内にいるはずの)相談員を探す場合、『内線』をかけまくって相談員を探すことになります。
内線による『相談員探し』が始まるわけです。
この内線による『相談員探し』は少なくも3者の業務効率を著しく低下させます。
3者とは『相談員を探す人』『探される相談員』『内線を受ける職員』です。
相談員が電話を持っていないことで
『相談員を探す人』の『業務』は『相談員探し』に変わります。
(本当なら別の業務をさっさと遂行したいはずです)
『相談員』は探されている時間分だけ『相談員を探す人』からこれから受けるであろう業務の開始が遅れます。
『内線を受けた職員』は、無意味な内線で業務を止めなければなりません。
しかも、その『相談員探し』は結構頻頻回にあったりします。
そんなわけで、業務効率はどんどん低下していきます。
その状況はまずいので、職場に設置されている提案箱に
『相談員に個別の電話を持たせてはどうか』
という旨の提案を入れてみた。
というお話でした。
提案箱に投稿してから、約1カ月後に返答がありました。
結果は『相談員には個別の電話は持たせない』というものでした。
まあ、個別の電話を持たせるというのは『金銭的なコスト』がかかりますので『NO』が突きつけられるのは想定していました。
それはそれで想定内の残念度なんですが、一つ良かったことがありました。
それは、『個別の電話は持たせない』けど『じゃあどうするのか?』という具体的なアクションプランが提示されたことです。
具体的なアクションプランは
『今後相談員は自分がいる場所を事務所の職員に逐一知らせる』
です。
このアクションプランでは以下のことが実現される可能性があります。
『相談員を探しているのが事務所の職員』である場合、『相談員の居場所がわかっている』ので『ムダに相談員を探すことがなくなる』
『相談員を探しているのが事務所の職員以外』であっても、『事務所の職員に聞けば、相談員の居場所がわかるので』『ムダに相談員を探すことがなくなる』
これまでのように『どこにいるかわからない相談員』を探すことを思えば、効率は良くなっているように思います。
(もちろん、相談員が個別の電話を持つほうがよっぽど効率はいいと思いますが、、、)
けど、このアクションプランには致命的な問題点が1点あります。
↑で、このアクションプランでは以下のことが実現される『可能性があります』と書いたのは、そのためです。
おそらくこの問題点により、アクションプラン自体が形骸化してしまうでしょう。
その問題点とは『相談員の努力に過度に依存している』という点です。
『自分の居場所を逐一事務所の職員に知らせる』という行動って、めちゃくちゃ大変だと思います。
自分がどこかに移動する時には、毎回事務所の職員に連絡するという行動を『今後永続的に実施しなさい』と言われているわけです。
おそらく無理ですよね。
おそらく、この行動(相談員が自分の居場所を事務所の職員に逐一知らせる)は徐々に消滅します。
結果、もとの状態(『相談員を内線で探しまくる』)に戻るでしょう。
そんな予測はできますが、それでも今回提案箱に提案書を入れてみてよかったと思います。
理由は2つあります。
提案箱は誰も活用している感じが無かったので、本当は一生開封されない無いんじゃないかと、不安モードでした。
なので、本当に開封されるんだとわかっただけで、結構うれしかったのです。
また僕は『自分の提案が議論されて、他の人の意見と混ざり合い、より良いアイデアが生まれて実行される』というプロセスが望ましいと思っています。
なので今回『自分以外の誰か』が『僕の提案』について議論して『新たなアイデア』を出して『具体的なアクションプラン』を作ってくれたことに関して、非常に喜ばしかったんです。
より良いアイデアが生まれたかについては、正直ウ~ンです、、、(゜-゜)
が、それでも他者が僕の提案を受けて、実情に則したアクションプランを導き出してくれたのは間違いないと思います。
提案箱が機能していて、そこに提案書を入れるとちゃんと検討されるということがわかっただけでも、僕にとっては良い結果を得られました。
なので、またこれからもコツコツと提案していこうと思います。
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