• 介護業務の裏で発生する無駄な仕事をとことん改善するための実践を発信しています

こんにちは。介護士のyooshです。

【問題は何かを考える】

 

僕の友人が働いている高齢者施設での話です。

その友人が仕事をしている現場では、常に「悪口」や「上層部への文句」で溢れかえっているとのこと。

 

例えば

新しく来た職員が「いかに仕事ができないか」

上層部の方針が「いかに組織にとって不利な方針か」

(本当に「組織にとって」なのかは不明)

なんかをずっと喋っているとのこと。

 

介護業界は「人手不足」です。

いつでもカツカツな感じで仕事をしている気がします。

(まあ、人がいれば全部解決するということでは無いですが)

なので、新しく来た職員というのは貴重な存在です。

どんな経験をしてきている人で、どんな得意を持っているのか。

その得意をどのように生かしてもらうのか。

それを考えた方が建設的です。

 

上層部の方針に関しても、現場で文句を言っていても仕方ないんですよね。

もちろん「は?」と思うこともあるとは思います。

けど、方針決定には「何故そのように決定したか?」という理由があるはずです。

その理由が、「現場にとっては不利」「全体としては大事」ということがあると思います。

方針決定の理由に考えをめぐらさず、文句だけ言うというのは問題の本質を見ようとしない行動だと思います。

 

例えば、友人の施設の「ある主任」は、いくつもの立場(「デイサービスの責任者」「老健の責任者」とか)を兼任しているとのこと。

このことで、全ての業務が中途半端になるみたいです。

で、現場の職員は「兼務ばっかりしてるから、全部中途半端になって現場がうまく回らへんねん」という文句を言うみたいです。

まあ、問題のひとつの側面はそうですよね。

けど、「何故そんなに兼務しなければならない状況になっているか?」ということも、この問題を考える材料になると思います。

 

もしかしたら、「人手不足という状況において、現行の福祉制度の中で、施設を維持するために」兼務をしまくっているのかもしれません。

(あくまで仮定としてですが)

そうすると、問題は「ある主任が兼務しまくっていること」から「人手不足」ということにシフトします。

職員が充足していたら、兼務は不要です。

 

もしそうなら「新しい職員が、いかに仕事ができないか?」という悪口で盛り上がっている現場に問題がありそうです。

新しい職員のポジティブな側面を活かそうとしない現場に問題がありそうです。

新しい職場で「否定的」に扱われて、その仕事を続けようと思いません。

「さっさと辞めよう」と思うのが、当然だし健全です。

で、また人がいなくなります。

で、主任の兼務が解かれる可能性は、また下がります。

ということは、

「その主任じゃなくて、テメーが問題なんだよ」

ということになりそうです。

(もちろん、そんな事実を突きつけるだけでは問題は解決しませんが、、)

 

物事を俯瞰してみると、問題点は変わる可能性があります。

方針自体が「おかしい」と思うのであれば、なぜ自分が「おかしい」と考えたかという理由を上層部に伝えるための行動が必要です。

方針を達成するための「方法」に「ん?」があるのであれば、自分でも方法を考えて実行プランを提案することが必要です。

具体的な実行プランを提案した上で、もう一度話し合うことが必要です。

 

いずれにしても、まず問題の本質を見ようとする意識が必要だと思います。

 

僕には関係のない友人の職場の話題で熱くなってしまいました(゜_゜)


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